西武鉄道を走る車両 (2008年4月4日撮影) DSLR-A700
 朝ラッシュ時間帯の西武池袋線を走るさまざまな車両たちを大泉学園駅周辺で撮影しました。
西武の電車といえば黄色いイメージが強いですが、西武池袋線では東京メトロ有楽町線へ乗り入れるライオンズブルーの帯が施された6000系や副都心線へ乗り入れる先頭車形状がラウンドした東京メトロ10000系などの黄色以外の車両も数多く運行されていてバラエティに富んでいます。
(この企画はα700のシャッタースピードやDレンジオプティマイザーなど、個人的な撮影テストの意味も兼ねてます(^^;)

大泉学園駅周辺で撮影


新101系
古くから西武鉄道を走り続けてきた車両で3ドア編成8両、10両編成で運行されています。
初期の車両は先頭車の前面デザインが下の画像とは異なっていて、列車種別幕がなく運転席脇に「急行」や「準急」などの札を掲げて運転されていました。初期型は一部が車体を2000系チックなものに載せ代えて9000系として生まれ変わっています。


急行


準急


急行停車駅の石神井公園は通過する通勤準急



新2000系
2000系はそれまで3ドア車ばかりであった西武鉄道で初めて4ドア車として新製され、主に新宿線で運用されてきました。池袋線へは1990年から新2000系が投入されています。2000系・新2000系は西武鉄道の中では製造数量が最も多く西武を代表的する形式になっています。画像のは新2000系で運転席から上部のデザインや側面の窓の形状等が旧2000系と異なっています。









3000系
西武池袋線各駅停車用として8両固定編成で運行される形式です。
この形式より先に新宿線に登場した2000系が4ドアなのに対しこちらは3ドアになっています。3000系登場当時の池袋線はほとんど途中駅から池袋までの利用のため乗降が少なく着席座席数を増やしたためです。3000系は主に各駅停車用として運用されています。






6000系
西武池袋線と東京メトロ有楽町線相互乗り入れ用として開発された車両で10両編成で運行されています。
当初作成された編成はステンレス製でしたが、6050番台からの車両はアルミ合金製に変わっています。
現在副都心線乗り入れ対応改造が行われており、改造が完了した編成は先頭車全面のカバーが白色に塗装されています。


こちらは前面が白色の副都心線乗り入れ対応車


副都心線乗り入れ車は行先表示がフルカラーLEDに改められています


こちらは6050番台


初期型との違いは車体側面に線が入っていない点









9000系
101系の機器を流用して新2000系の4ドア車体を載せ代えて登場したのが9000系です。10両編成で8本在籍し池袋線のみで運用されています。2004年に主電動機が101系時代からの抵抗制御からVVVFインバーター制御に変更されて現在に至ります。新2000系との見分け方は先頭車全面の手すりがブラックに塗装されているところです。









20000系
旧101系置き換え用として1999年より製造されている電車で8両編成と10両編成とがあり、新宿線を中心に活躍しています。6000系に続いてこちらもライオンズブルーの帯を巻いています。地上線専用で開発されているため前面には貫通扉はありません。2000系にも通じるユーモラスな外観が特徴的です。















10000系
西武池袋線特急「ちちぶ」「むさし」、新宿線特急「小江戸」で使用されている車両です。
それまでの5000系「レッドアロー」に代わる新型車両として登場したのが「ニューレッドアロー」の愛称で呼ばれています。
なお旧型の5000系は現在富山地方鉄道で活躍しています。


こちらが富山地鉄で活躍する旧5000系レッドアロー


10000系の車体側面の「NRA」ロゴマーク


特急「むさし」


特急「ちちぶ」






東京メトロ10000系
2008年6月14日開業の東京メトロ副都心線乗り入れ用車両として製造された車両です。撮影日現在はまだ副都心線が未開業のため有楽町線に乗り入れしています。


独特の前面形状




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