九州鉄道記念館 (2010年9月7日撮影) DSLR-A700
 九州鉄道記念館は福岡県北九州市門司区の門司港駅の近くにあり、本館は1891年に建築された赤れんがの建物(旧九州鉄道本社)を使用しており、九州鉄道の客車や鉄道模型、ヘッドマークの展示、門司〜門司港間の疑似運転ができる運転シュミレーターなどがあります。車両展示場では鉄道車両8両が保存されています。

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門司港レトロ展望室から見た九州鉄道記念館


九州鉄道記念館入口











入場料は大人300円です








九州鉄道時代を模した駅名標と旧0哩標





九州鉄道記念館入口


59634号(手前)とC59 1号(奥)


門司港レトロ周辺観光案内版








59634号
9600型蒸気機関車は初の国産蒸気機関車として1922年から770両が製作されました。九州全域で活躍し「キュウロク」の愛称で親しまれました。この機関車は昭和49年に米坂線から後藤寺機関区に転属してきたものです。




C59 1号
C59型蒸気機関車は東海道、山陽本線の主力機関車として1941年(昭和16年)に誕生しました。1956年(昭和31年)には門司に配属され、寝台特急「あさかぜ」をはじめ急行「雲仙」などに使用され、1962年(昭和37年)には熊本に転属。この年に誕生した特急「みずほ」もけん引しています。1965年(昭和40年)の熊本電化でC59は本線用で軸中が重く転属先がないことから廃車となりました。





EF10 35号
昭和17年の関門トンネル開通時に下関〜門司間が電化されることになり、関門トンネル専用機関車としてEF10型電気機関車が1941年(昭和16年)から製作されました。1961年の九州電化により九州側が交流2万ボルト、本州側が直流1500ボルトとなりEF30型交直両用電気機関車に役目を譲ることになりました。EF10はその後本州各地で活躍をし1979年(昭和54年)に引退しました。


運転台前面にデッキがついた典型的な旧型電気機関車のスタイルです





ED72 1号
北九州電化で使用する交流電気機関車として1961年(昭和36年)に登場。暖房用ボイラーを載せているため車長が長く中央に動力の伝わらない中間台車があるのが特徴となっています。22両全車小倉機関区に配属され1982年まで活躍していました。


前照灯は量産型では運転台上部の左右に1灯ずつのタイプに変更になっています


前面は「く」の字型になっているのが特徴です


赤レンガの本館


キハ07 41号
戦前の代表的な機械式(クラッチで変速する方式)気動車で、連結運転の時は双方の運転士が合図しながら走っていました。この車両は昭和32年に豊後森機関区に配属され宮原線で使用されました。昭和44年に引退しています。戦前に製造された同型車で原形を保っているのはこの車両だけとなっています。


クハ481 603号(中央)
1969年、熊本電化にあわせて誕生したのが交流・直流両方で運転できる481系特急型電車です。この車両は昭和44年にクロ481-5として誕生、東北地方で活躍していましたが、昭和58年に鹿児島車両所に配属となり、普通座席車に改造されてクハ481-603と車号が変わりました。九州では特急「にちりん」、「かもめ」、「有明」として使用されたのち、平成9年以降は小倉工場で保存されていました。


クハネ581 8号(右)
581系電車は1968年に昼間は座席特急、夜間は寝台特急として運行できる電車として1968年に誕生し、寝台電車特急「月光」でデビューしました。昭和45年には仲間も増え「つばめ」、「はと」など関西と九州を結ぶ特急列車に使用されました。昭和59年に小倉工場で普通電車に改造され715系として生まれ変わり、主に長崎・佐世保線で平成12年まで活躍していました。廃車後は登場当時の塗装に戻され小倉工場に保管されていました。





すぐ隣は門司港駅


811系が待機中


415系普通電車が留置線で待機中です


常磐線からは引退した初期の415系は九州では健在


寝台特急富士・はやぶさの廃止により余剰となったEF81型電気機関車


ナンバープレートも外され部品取り用として留置されています


門司港駅を出発






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関門トンネル(門司港〜下関)

門司港IC(入口)
関門橋(門司港IC〜下関IC)

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関門橋(門司港IC〜門司IC)
 


参考
門司港レトロ・観光情報サイト
やまぎんレトロライン
関門汽船
九州鉄道記念館



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